基礎代謝とは?今さら聞けない基礎代謝の基本がわかる

基礎代謝とは安静時のエネルギーの消費量です

人間は生きているだけで常にエネルギーを消費しています。寝ている状態以外で何もしていない時を基礎代謝状態といい、その時に消費されているエネルギーを基礎代謝量といいます。

エネルギーは体を動せばその分消費され、またケガなどをした場合の傷の回復時にも消費されます。そして人間が成長する時にも消費されるものです。

このエネルギーは主に毎日の食事の摂取で作られています。食事に含まれるたんぱく質や脂肪、炭水化物、そしてアルコールから作られます。具体的には1グラムのたんぱく質、炭水化物からは4キロカロリー、同じく1グラムの脂肪からは9カロリーのエネルギーを得ることができます。

空腹の状態でも人間はエネルギーを消費しています。心臓を動かし、呼吸器より酸素を取り入れています。この時に消費されるエネルギーが基礎代謝となります。

エネルギーは心臓や肺を動かすために使用され、肝臓や腎臓といった臓器や体の各部の筋肉も同様にエネルギーの消費によって動いています。また脳や神経を使う時にもエネルギーは消費されます。このように人間の生命活動はエネルギーの消費によって維持されているのです。

この基礎代謝量は測定することが可能です。食後12時間以上経過しており、充分な睡眠をとった状態で安静にしている時に、測定する部屋の室温が特別に寒くも暑くもない15~25度であることがきちんと測定ができる条件です。呼吸によって消費した酸素の量と排出した二酸化炭素の量から測定することができます。

基礎代謝は年齢や性別によっても違います

この基礎代謝は日本人は成人で1200~1400キロカロリー、欧米人は1600~2000キロカロリーだと言われています。日本人の基礎代謝量が欧米人と比べて少ないのは、その体格の差です。日本人は欧米人と比べて比較的体の表面積が少ないので、その分基礎代謝量も少ないのです。基礎代謝量は体の表面積に比例して大きくなると考えられています。

基本的に年齢と性別が一緒であれば基礎代謝量も一緒ですが、甲状腺ホルモンや成長ホルモン、また男性ホルモンの分泌量や、温度などの環境、そして栄養状態によって前後することがあります。基本的に男性の方が基礎代謝量が大きいのは、男性ホルモンの分泌による影響だと言われています。

基礎代謝量は1歳児と80歳の人と比べた場合、1歳児は80歳の人の約2倍だと考えられています。80歳の人に比べて普段から体全体を大きく動かしていることと、エネルギーは成長時に大きく消費されるので、幼児のうちはそれらの影響があるからです。

また基礎代謝量は年齢と性別、そして体の表面積が一緒の場合は同一だと考えられているので、これらが同一の人間のグループの平均値との差が10%以内であれば正常だと言われています。